桃の節句は、女の子の成長を願う行事で、雛人形や桃の花を飾り、白酒、菱餅、ハマグリのお吸い物などで祝うのが一般的です。
本は中国で旧暦の3月最初の巳(み)の日に行われていた行事で、上巳(じょうし)の節句とも呼ばれており、日本医は遣唐使によって伝えられたと言われています。
桃の節句という名は、桃の開花時期に重なるだけでなく桃の木には邪気払いの力があり、節句を祝うのにふさわしいと考えられたことが由来とされています。
尚、女の子が生まれて初めて迎えるお節句を初節句といい、健やかな成長と厄除けを願う大切な行事です。ひな人形や桃の花を飾って、ぜひお祝いしてあげてください。
もともと端午とは月初めの午(うま)の日を指しましたが、5月5日を端午の節句と呼ぶようになりました。
魔除けのためにお供えする菖蒲と尚武(しょうぶ)をかけて武者人形を飾ったり、滝登りをすることで縁起のよいとされる鯉を模した鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝う行事となりました。
端午の節句には”菖蒲湯”に入りましょう!
葉菖蒲の束を浮かべたお風呂(菖蒲湯)に入り、ご家族の無病息災を願いましょう。 菖蒲の薬効と香りによって邪気を払うと言われています。
-5月には店頭に並びます-
7月7日は織姫と彦星が1年に一度だけ天の川を渡って逢える日・・。
この日、芸事が上達するように、出会いがありますようにという願いを詩歌にした短冊を竹笹にくくりつけると祈りが届くとされていますが、平安時代には詩歌や裁縫の上達を願って梶(かじ)の葉に和歌をしたためてお祀りしていたそうです。
梶の木は古代から神木として尊ばれた木で、梶の葉は、「天の川へ渡る船の楫(かじ)となって願いが叶えられる」と信じられていました。 梶の木は気をつけて探してみると案外身近にあり容易に見つけることができます。
-笹は7月より入荷いたします-
お盆は、日本古来の先祖供養と仏教行事の「盂蘭盆会」(うらぼんえ)が融合して生まれたと考えられています。
「盂蘭盆会」とは、釈迦の弟子が亡き母親が無事に成仏されるため釈迦の教えに従い、飲食物を施し供養したという仏事のことです。
日本では、平安時代には宮中の年中行事となり、その後、庶民の間でも定着しました。
お盆に飾られる花は「盆花」と呼ばれますが、ご先祖様が座る場所と考えられており、お盆を迎えるものとして欠かせません。
尚、故人の四十九日過ぎてから初めて迎えるお盆のことを「初盆(新盆)」といい、特に丁寧に営みます。
*8月13日~16日・・・関西の場合
年の暮れに、お世話になっている方々に感謝を込めて贈り物をするのが「歳暮の礼」、すなわちお歳暮です。
元は年越の御魂祭(みたままつり)に供えるお米や塩鮭・するめなどを子供たちが親へ持ち寄った習慣から生まれたもので、12月上旬から20日ごろまでにお届けするのが一般的です。
また、お正月には祖霊でもある年神様をお迎えし、新しい年の豊穣安泰を祈る行事です。
年神様のお迎えの準備には、門松や生け花を玄関や居間にお飾りください。